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絵本 子育て 読み聞かせ おすすめ【完 子どもへのまなざし】 子育て中の人必読!



完 子どもへのまなざし (福音館の単行本)


これから赤ちゃんを迎える人

子育て中の人に

ぜひ読んでほしい本です。


児童精神科医である

佐々木正美先生のこの本は

こどもと一緒に過ごす

長いようで短い時間の

おとなの心の持ちようが

先人の発達心理学者の理論を

先生の言葉で

わかりやすく語りかけてくれます。


この本に出てくる

精神分析家であるエリクソンは

『人間が幼いときから
老年の時期にかけて
生涯健康で、とくに精神的に健康で
しかも幸福に生きていくためには
人生の節目節目に
解決しなければならない
重要な課題がある』

という「ライフサイクル・モデル」を

研究した人です。


佐々木先生は

このエリクソンの考えを

ご自身の生き方のバックボーンとされ

エリクソンの考えの原理を

しっかりもっていれば

とても子どもを育てやすく

自分自身も育てやすいことに

気づいたそうです。


エリクソンは

赤ちゃんがうまれて

乳幼児と言われる時期を

過ごすとき

おとなは

「基本的信頼」を育ててあげることが

大事だとし

『人間というのは
人生の始まりにおいて
自分が望んだように育てられれば
育てられるほど、
生きる希望が湧いてくる。
基本的信頼の中身は希望です』

と言いました。


佐々木先生はこの基本的信頼を

赤ちゃんがおなかがすいたり

おむつがぬれたり

たいくつや、さみしいさで

泣いたり、むずかったり

したときにお世話をして

あげることだとして

『自分が喜ぶことを相手も
喜んでくれる人に育児されたい、
という子どもの感情は
三歳くらいまで
持続して発達するものです。
(中略)
その時期にいくらやっても
やりすぎということはないのですから
みなさんは、その子が喜ぶことを
一緒に喜んであげてください。
そして、その子が悲しむこを
一緒に悲しんであげてください。
乳幼児期の育児とはこういうことです』

だと書かれています。



子どもは自分では何もできませんから

お世話をするのは

当たり前なのですが

その意味は

できないからやってあげるという

意味合いとは全然ちがう

ということです。


ついはやく自分で

できるようになってほしい

なんて思ってしまいがちで

ぼくはこどもが大きくなった今を含め

すこしドキッとしてしまいました。


子どもが小さいときは

ほんと余裕がないというか

未知の体験に右往左往して

しまいがちですが

この本に書いてあるようなことを

知ってすこし参考にしてみる。

(本の通りにしなくては

思ってしまうと大変です)

そうすれば気持ちにも

余裕ができると思います。


そして子どもとおとなが

一緒に喜ぶ体験は

絵本を楽しむことでもできます。

みなさんもぜひ、「基本的信頼」を

絵本を通しても育んで

いただければいいなと思います。



佐々木先生のその他の本

 

 






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