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「しろくまちゃんぱんかいに」  買ってほしい気持ちの共感

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しろくまちゃんぱんかいに

ちいさなこどもの身近な

生活の1コマを描く

こぐまちゃんシリーズは

おやこで読むにはもってこいです。


「しろくまちゃんぱんかいに」も

こどもたちとよくよみました。


その当時はあまり

意識していなかったのですが

この絵本は「共感」のたいせつさを

教えてくれていたんだなと思います。


それはぼくがなぜか

カウンセラーの勉強をはじめたことで

あらためて感じたことでした。


おかあさんといっしょに

おつかいにいったしろくまちゃん。

そこでおおきなケーキがうっていて

ほしくなってしまいます。

そこでおかあさんに

「かって、かって」とねだります。

さすがにこんなおおおきなケーキを

買ってあげることは

できません

するとしろくまちゃんは

「おかあさんのけちんぼ」と

べそをかきます。

このあいだにどんなやりとりが

あったかは書かれていません。

ぼくは

おおきなケーキをほしがる

しろくまちゃんをいとしく思いました。

そしてこどもがなにか欲しく

なったときにはできれば

それをかなえてあげたいと

思うきもちがあります。

ぼくはおっさんのわりに買い物が

すきなほうで

ほしいものが買えたときは

やっぱりうれしいです。

もちろんこどもだって

おなじかそれ以上

ほしいものが買えたときは

うれしいにきまっています。


だからぼくはこどもと

買い物にいったときは

買ってあげられる範囲で

こどもがほしいといったものを

買ってあげました。

でもすくないおこづかいですから

買ってあげられないこともありました。

ていうか買ってあげられない

ことのほうが

多かったかもしれません。

そういうときも

子供の買いたいという

きもちを大事にして

そのものに興味を示して

よく見たり

説明してもらったりしました。

まあそうすると

一瞬買ってもらえるのかと

期待させてしまったりするのですが

きょうはお金がないから買えないよとか

これはたかいから

すぐには買えないねとか

言ってガクンと

させてしまうわけなんですが

それでもけっこう

納得してくれたと思います。

それはときどきはほんとうに

買ってあげるという実績と

ほしいというきもちに共感するという

結果であったのではないかと

今では思うようになっています。

まあこどもが聞き分けのいい子であった

だけの可能性もありますが・・・


ぼくはこんなふうに思おうと

しろくまちゃんのおかあさんは

こどもの思いをかなえてあげらねい

少しさびしそうな顔を

しているようにみえます。


つぎは買い物がえりに公園によって

だいすきなすべりだいをする場面です。

楽しそうにあそぶしろくまちゃんに

おかあさんは

「あとさんかいすべったらかえるのよ」

といいます。

かいものがおわり

おうちに帰りたいというきもちもあると

思いますがおかあさんは

公園であそばせてくれます。

そしてかえるときも

あと三回と心の準備をさせ

しろくまちゃんが納得できるように

させていると思います。

それもやっぱりたのしい気持ちを

たいせつにしたい

という共感ではないかと思います。

しろくまちゃんのおかあさんは

おおきなこころで

しろくまちゃんを

うけとめているのだと思います。


大きくなったこどもがほしいものには

もはやなかなかおこづかいで

対応するのは

むずかしくなってきていますが

ほしいというきもちへの共感だけは

忘れずにいようと思います。





でも「いいから買って」

言われるような気もするけど・・・





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