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【絵本式生活】 おすすめ絵本 読み聞かせ 横溝栄一 【海辺をはしる人車鉄道 東海道線のいま、むかし】




海べをはしる人車鉄道 東海道線のいま、むかし (たくさんのふしぎ傑作集)

先日新幹線に乗りました。
そのとき駅のホームで待っていると
「のぞみ」が猛スピードで通過していきました。

駅をすっ飛ばしていく「のぞみ」のスピードは
調べてみると、どうやら250キロくらいは
出ているみたいです。

よく考えてみるとぼくは今まで
「のぞみ」通過駅に降り立ったことが
なかったので走っている新幹線の速さを
実際に見たことがありませんでした。

そして新幹線の中ではくつろぎ
居眠りなんかをしたりしているけど
実はあの250キロ以上で走る物体の中に
身を委ねているかと思うと
ジェットコースターとか絶叫系が
全然ダメな僕は
少し怖気づきました。

そんな中で思い出したのはやっぱり
横溝栄一さんの鉄道絵本
「海べをはしる人車鉄道 東海道線のいま、むかし」

明治の頃
人が押す鉄道「人車鉄道」があったというお話。

鉄の道の上に客車や貨車を動かす動力が人という
驚きの組み合わせにまずのけぞります。


そのころ、東海道線の小田原と熱海間は
地形が険しく海沿いに
鉄路を引くのは困難で
レール幅も狭く簡単に引くことができる
人車鉄道を引くことになったそうです。

今は新幹線であっという間に
通り過ぎてしまう区間を
人が押す鉄道があっと思うと
そのギャップに
少し頭がクラクラするような
気にさえなります。

でも当時、
海沿いの鉄路をゆくには
当然険しいアップダウンがあり
急坂では相当のスリルが
あったことは想像に難くありません。

急坂では「運転のうまい車夫」が
ブレーキを調節しながら
下っていくので安心して乗っていることができる。
と当時は宣伝されていたとのことです。

でもぼくは
そんなことを「はい、そうですか」
とは受け入れることはできません。
いつ”ビックサンダーマウンテン”のような
暴走列車になるかわかりません。


でもよく考えてみれば
速度こそ違うけど
東海道線の今も昔も
そのアクロバテック性は
あくまでも僕の感覚ではありますが
変わりがないんじゃないかと
妙に納得してしまいました。


人が押す鉄道の時代を経て
今こうして安全で安心して
新幹線に乗って移動できることに
つくづく感謝を覚えます。

今度新幹線に乗るときは
居眠りしないで
当時の人車鉄道に想いを
馳せながら
車窓を眺めたいなと思いました。








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